s今日の夜、育成年代の試合観戦に行ってきました。
カタルーニャ州のカップ戦で、バルサ対ダム。年代はCadeteなので16歳以下です。日本では15歳前後、中3、高校1くらいでしょうか。
先日バルサBが降格しましたが、育成年代はやはりバルサ。随所に質の高いプレーが見られました。しかし、ダムの方も数回決定機を作りだしました。
もし決めていればダムが勝ってもおかしくない内容でした。
かなり高いIntencidadとともに、戦術的な采配も面白いものでした。前半立ち上がりはダムのシステムが意図的かどうかは分かりませんが相手を惑わすような配置で、?となりましたが、しっかりとブロックを作り、バルサに大きなチャンスを与えませんでした。攻撃の狙いはContra Ataqueで意図がはっきりしていたように感じました。いくつかの意図的なプレーも見られ、チームがしっかりと同じコンセプトを共有していました。
攻撃が単調で得点チャンスをあまり作れなかったバルサが後半立ち上がりにシステムを変更して攻撃のコンセプトを変えてきました。そこでダムの選手が一瞬混乱して、前半の良かった守備陣を崩した一瞬でバルサが先制。
と同時に、バルサがボールを支配し出し主導権を握っていましたが、ダムの鋭いカウンターも時折効果を発揮していました。
スペインに来て驚いたのは、日本にいる時はバルサが圧倒的に強いと思っていましたが、それを相手にしっかりと戦っているところです。
今日の試合はバルサが負けてもおかしくないシーンが何回もありました。
日本との大きな違いであろうと感じるのは、Calidad(能力)だけで勝負していないところです。もしくは能力が高くても守備のプレスはかなり厳しいので簡単には行きません。ボール際の激しさはかなりのものです。
そこで選手たちがチームの戦術、コンセプトをもとにプレーしており、いかに相手の戦術を壊す、もしくは上回っていくか、そのようなシーンが随所に見られました。
試合の流れは単調でなく、サッカーが肉体的なのは勿論ですが、「知的」なスポーツであることを改めて感じました。
日本と比較するのは良い材料なのでもっと考察したいと思います。
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