先週はスペインではセマナサンタと呼ばれる休日(小さなバカンスのような感じでしょうか)でしたが、今日からまた新たな気持ちでスタートです。
本日の午後から、フットボールの授業が始まりました!
これから3か月間毎日、平日の午後に授業が行われます。
基本的にはスペインのコーチングスクールで学ぶ内容が中心で、9月から始まる前に一度予備授業を行うというものです。
今日は、現在日本でも執筆活動やクリニックなどでおなじみかと思いますが「坪井健太郎」氏が講師で、「テクニック」という概念について講義がありました。
いきなり一発目で驚いたというか予想通りというか、これこそ期待していたものなのですが、スペインでは、
「様々な言葉がかなり厳密に定義づけされている」
ということと、
「教授法が完全に体系化されている」ということです。
勿論、それをベースに各コーチが自分らしさを追加して発展させたり、またスペインが絶対正しいとか言う話ではなく、最終的にはコーチそれぞれのやり方になって行くのでしょうが、コーチングスクールでやる内容がかなりハイレベルだということは感じられます。
僕個人の感想としては、この種の内容は日本ではまず見たことがありません。
テクニックの定義、その中のコントロールの定義、また、各テクニックとプレーモデルの関係性など、一つ一つがかなり興味深いものでした。(まだ、ほんのさわりの部分ですが。)
中でも興味を引いたのが
「テクニックが向上するとはどういうことか?」
「テクニックが選手に適応するのか、それとも選手がテクニックに適応するのか」
といった問いです。
日本では定義づけされていない部分がクリアになることで、一つ一つを論理的にかつ明確に理解することができ、またディティールすべてが全体像とつながっているので、様々な要素の関係性も理解しやすくなります。
こうやってみると、かなり「知的に定義、体系づけられている」と感じました。コーチという職業がかなりの「インテリジェンス」が求められる職業だとうことも納得です。
そういった知識が一般の街クラブレベルのコーチたちにも共有されているのであれば、スペインのコーチの質がかなり高いのは想像がつきますね。
これから3か月、スペイン語の授業と並行しながら毎日授業が行われます。日本ではまず学べないことが本当にたくさんあると思いますので、一つ一つをしっかり吸収したいと思います!
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