最近は少し変わってきているように感じますが、一昔前にはメディアなどでも、海外(先進国)と比較して日本の良くないところを指摘する傾向が強かったように思います。
TVでも「日本人の変な所」をクローズアップして討論する番組などもあり、当時は何も考えずに
見ていましたが、良く考えると少し危険だったと思います。いろんな意味で。
しかし、最近は様々な分野で日本の良さを見直そうという傾向が高まっているように感じます。僕自身もそういう傾向には大賛成です。
「どこの国の人間も自分の国に誇りを持つのは当たり前」ですから。
戦後、策略的にアイデンティティを失わされた時代から、そうではなく過去に自信を持って自分のアイデンティティを位置付ける傾向が高まっているように感じます。
それはインターネットの普及と関係するかもしれません。日本のメディアが信用できるかは知りませんが、ネットの普及により、偏った報道では知りえなかったことが分かるようになったため、風向きは変わったのだと思います。
戦後のある特定のメディアや教育現場での出来事は僕自身「かなり勉強してきた」ため、ここでは控えますが、とりあえずか風向きが変わって良かったかと思います。
話は変わりますが、
「郷に入っては郷に従え」
という言葉は最近のお気に入りです。この言葉はまさに「言いえて妙」です。
(「言いえて妙」の使い方合ってますかね?)
スペインに来て感じるのはまさにこの言葉です。スペインで生活するにはスペインに適応しなければならない。それが嫌ならここには住めない。
先日も、文房具屋で12ユーロくらいの買い物をしようとした際、50ユーロ札を出したら、細かいのがないからと断られました!
日本ではまず考えられません。しかもキレ気味に。嫌がられだろうとは思ってましたが、まさかこんなにもとは!
ただ、すべてにおいてそれは文化やキャラクターの違いです。優劣ではなく、そこには「違い」があるだけです。
フットボールの世界でも同じです。世界トップクラスのクラブや国々はそれぞれのスタイルを持っています。勿論流行や変化していくものはたくさんありますが、常に違いがあります。
日本オリジナルのフットボールを創造する、といわれて数年経ちますが、それは何なのでしょうか?
僕個人の感想としては、他国との違う部分が「日本人らしい」部分です。
そういう意味では、スペインに来れば(もしくは外国に住めば)日本人の良さはすぐに分かります。
勿論、マイナスの点も。
改善すべきところは明確で、長所も明確ではないでしょうか。
もしかしたら日本はいつの間にか「日本人とは?」を探す迷路に陥っているだけかもしれません。
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