
先週末に分析用のビデオと資料を作成し、昨日金曜日の練習後の選手たちとのミーティングでも自分が作成した資料が使われ、この仕事の責任の重さを感じます。
試合開始が16:30だったので、地下鉄サンツ駅でRENFEに乗り換え試合会場へ。

また、このチームでは監督のゴンサロ、第二監督の坪井氏、フィジカルコーチのダニ、メディカルのアルバロ、分析撮影用の自分、そしてユニフォームの準備や試合前のメンバー表や登録証の提出や相手チームとの確認などを行うスタッフがいて、とても恵まれた環境です。
週末の試合のために全員が協力して準備をしてきて、大事な試合を迎える。勿論リーグのレベルが高く、組織的にも上位のクラブですから、そういう面でも環境は整っています。まさにプロと同じような環境です。
試合は観客席から見ることができても、ベンチの中やこのVestuario(控室)の雰囲気はクラブ関係者でないと絶対に経験することができません。試合前のミーティング、選手のモチベーション、様々な部分が見れます。貴重ですね。
17:45試合開始。立ち上がりから少しづつペースを握り多くのチャンスを作りますがなかなか得点に結びつけることができません。
相手も鋭いカウンターからゴールを目指しますがチャンスを作れず。
良い流れを作りながらも前半は0-0。
しかし、コルネジャの選手も学年が下ながらさすがこのレベルのリーグに所属しているだけはありますね。球際のIntensidad(インテンシティ)はかなりのものです。一歩間違えればケガをするんではないかというくらい激しいですが、さすがスペイン人、きわどいところを知っています。
そして後半も均衡しながらも72minにドリブルで切り込んだところをファールを受けPK獲得。これをしっかりと決め1-0でリードしました。
しかしスペインらしいというか何というか。
審判がPKを取った時には勿論大ブーイング。ホームのPRATの前でPKを与えるのは審判も勇気が入りますね。
PKを決めるとスタンドから審判に対して、
「Ahora estás contento, ¿eh?」(お前は今満足しているんだろう!?)というブーイングが。
そして今度は相手がペナルティエリア内で倒されてもファールを取られないと(僕の目からみてもPKではなかったですが)さらに大ブーイングでした。
スペインで審判をやるにはかなりの勇気がいりますね。笑
その後も相手の攻撃から危ない場面も幾度かありましたが、しのいでそのまま終了。
選手だけでなくスタンドもかなり熱かったですが、アウェーで勝ち点3が取れたのは良かったと思います。開幕2試合で1勝1分、勝点4と、良いスタートではないでしょうか。
来週はいよいよFCバルセロナと対戦。世界中の誰でも知っているバルサのカンテラですからハイレベルなのは当然です。
明日は、バルサ対エスパニョールの試合がありますので、分析用のビデオ撮影に行ってきます。
毎週いろんな試合を見て分析する能力を上げて、少しでもチームに貢献できるよう頑張りたいと思います!
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