2015年8月30日日曜日

Jornada1 第1節開幕 サッカー漬けの一日!

日付は変わってしまいましたが、本日LLIGA NACIONAL JUVENILが開幕し、僕にとってはスペインに渡って初めての公式戦となりました。

対戦相手はREUS。
どのようなシーズンになるのか今から本当に楽しみです。

プレシーズンは3週間ほどチームに帯同しましたが、このチームの第2監督である坪井健太郎氏も先日帰西し、チームに合流しました!



今シーズン、坪井氏のおかげでコルネジャにて研修させてもらってます。

通常のトレーニングにも参加しますが、僕の主な仕事は分析用資料の作成。本当に貴重な機会を頂いいてます。

試合のデータをもらって、昨日の夜からまとめてました。今日の試合後にその資料を元にミーティングの予定だったので午前中までに仕上げなければなりませんでした。
恥ずかしい話ですが、僕の場合日本にいる時、分析はあまり得意ではなかったのですが、スペインに渡って少しづつそのやり方を理解しています。今回このような形でチームに参加できるのもPSTでの勉強がかなり役にたっています。

多分この分野での日本のコーチ育成は、世界と比べてかなり遅れているように感じます。

今回は動画を編集し、分析したものをまとめる。ただのデータではなく、それが戦術的に解決できる糸口になるように。
まだまだですが、今後もっとレベルアップしたいと思います。


何とか午前中までにはほぼ出来上がり、昼に坪井氏が家に遊びに来たのでチェックとスペイン語の訂正(というか翻訳!?)を頂いて完成。

相手の特徴をスペイン語でまとめるにはかなり苦労します。今回は坪井氏のおかげで助かりました。ありがとうございました。




僕と一緒に住んでいるルイスも一緒に雑談。

以前も書きましたが彼は分析系の仕事でヨーロッパのビッククラブとビジネスをしているので自然とサッカーの話に。

3人で会うのは引っ越しの時以来でしょうか。

家の中で雑談しながら、ヨーロッパの先端が何をしているかという話題になるのは、やはり海外独特で、こういうところでいろんな話が飛び交うのですね。


ヨーロッパの現状から日本の可能性etc...これからいろんな可能性が広がります!



その後昼食を取っていざ試合会場へ。今回はコルネジャのホームです。


このスペイン、もしくは開幕戦の独特の雰囲気。

試合前のロッカールームから、ミーティング、選手のモチベーション、今回メンバーから外れた選手の雰囲気。試合前のロッカーで何が話されているか、どんな雰囲気で何をしているか、関係者しか入れない所には本当にたくさんの刺激があり、それは今の僕にとっては貴重な経験です。


このチームにはたくさんのタイプの選手がいます。もとバルサやエスパニョールのカンテラの選手、Cadeteから昇格した選手、某国の代表選手、国籍も多様です。


坪井さんが教えてくれて初めて知りましたが、子供の頃スペインのバルサスクールで村松さんがコーチだったという選手もいました。僕も福岡で一緒だったと伝えると、「彼の練習はとても楽しかった」と言ってました。こういう出会いもあるんですね!不思議な感じです。




試合前のリラックスした雰囲気からロッカールームでの監督のミーティングも始まり徐々に試合モードへ。

(※前回のブログで年齢表記に間違いがありました。このリーグは19歳以下のリーグでそこにBチームとして17前後の選手が参加しています。学年がずれてました。すいません。)

選手末に帯同した非公式の大会より緊張感が漂ってます。

ミーティングが終わり、ロッカールームからウォーミングアップのためグランドへ。

そこへ日本人である第2監督の坪井氏。流暢なスペイン語で選手を鼓舞する姿は同じ日本人としてうらやましくもあり、嬉しくもあります。

今後日本のサッカー界を背負って行くのは、間違いなくこういう人材だと確信しています。これからの若い世代の指導者たちは模範にするべき存在です。



余談ですが、僕は今年で39歳、坪井氏は30代前半。学年は6歳ほど違いますが、彼の能力、志しの高さに尊敬の念を抱かずにはいられません。
サッカーの監督というのは、単なるその世界、スポーツの年長者ではなく、企業と同様、人を引き付ける能力があり、リーダーとなれる存在でなくてはなりません。
日本の若い指導者にとって「コーチ、もしくは監督」という職業がどういうものであるかを示唆してくれています。
僕も非力ながらも現在は国は違ってもレアッシのスタッフとともにクラブの先頭に立ち、経営も含めて、今後の環境整備・発展に力を置く身としては、坪井氏はモデルになる存在です。


僕はスタンドからスタンバイしましたが、このピッチの中にいる坪井氏は本当にすごいなと思います。誰でもこの環境に立てるわけではありません。
スペインに来て、日本人の指導者がハイレベルな環境でピッチに立っているだけでも不思議な光景です。
アップが終わり、いよいよ試合開始。





試合は前半に先制し、ペースを握りましたが、その後のチャンスをなかなか決めきれず。先週の大会の疲れもあってか選手たちのパフォーマンスは高くありません。

この年代になるとフィジカルコンディションはとても重要ですね。

それでも良いペースを掴んでいたのですが、後半終わりがけに同点にされ、そのまま1-1の引き分け。ほとんど相手にチャンスを与えなかったのですが、少しのミスが勝敗を分ける、それが表現された試合となりました。

勝算があった試合だけに悔いが残ります。
しかし、リーグは始まったばかり、今後の展開に期待します!!!






 その後監督とのミーティングが終わり21:30。地下鉄コルネジャ駅の近くのバルで坪井氏と雑談。
7月末に福岡で会って以来久々のサッカー談義です。(本当はレアッシの練習に来て頂く予定でしたが日程が合わず残念です)

ここ数か月、サッカーをはじめいろいろな話で盛り上がってます。とにかく話が尽きません。
レアッシのみなさんにはまだ言えないこと、面白いこと。

今はまだ内緒ですがアイデアは尽きません。



「レアッシ福岡フットボールクラブ」という街クラブが今後どう進化して行くのか。
最終形のイメージは出来上がり、そのプロセスもイメージできてきました。

僕は「街クラブ」というキーワードに立ち戻って、将来のクラブの発展を構想しつつも、来年の帰国後のプランを練りたいと思います。

日本(福岡)でやり残していることは多々ありますから、いよいよその準備が整いつつあります。

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