Martes,2 de junio de 2015
本日はPSTのテクニックの授業で「守備の技術」について学びました。
スペインでは守備の「技術」については3種類しか語られていなく、それを議論する中でその背景にある考えが日本とは大きく異なるのではないかと感じました。
日本で僕が学んできた守備の一般的な原則?として以下のようなものがあります。
優先順位として...
①インターセプトを狙う
②①が無理ならトラップ際を狙う
③②が無理なら振り向かせない
④振り向かれたら遅らせて仲間のサポートを待つ
⑤コースを切りながら追い込む
※ジョッキーなどもありますがおそらく地方によって異なるようです。
以下ボールを奪うアクション
⑥ショルダーチャージ
⑦体を入れる
⑧最後はスライディング
※タックルは決まれば効果があるがかわされると置いて行かれるので状況によって使う
といった感じです。他にもボールを奪う際のフローとしてあるかと思いますがだいたいこんな感じでしょうか。
すごく整理されていて分かり易いですが、スペインではこのような原則はあまり言われていないようです。
また、議論の中でスペイン人の守備の上手さについても話しました。
なぜこのような現象が起こるのか。
おそらく、守備というものが個人では成立しにくいものだからではないかと思います。
上記は「普遍的」な奪い方ですが、ポジション別にみるとこの流れでは成立しません。それとスペインでは守備の技術について3種類しか語られていないのには大きな関係があると思います。
一人の選手がプレーをする(実行する)までのプロセスとして以下のようなものがあります。
■目に見えない部分
Percepción(認識)→Análisis(分析)→decisión(決断)
■目に見える部分
→Ejección(実行)
選手は上記のプロセスを経てアクションを起こします。このアクションに目に見える形で現象ととしておきる要素の一つに「テクニック」があります。
現象として起きたミスの原因がどこにあるのか。Percepción、Análisis、decisiónなんか、それとも目に見えるテクニックとしてのEjecciónなのか?
もし「ボールを奪う」ということが目に見えない部分に大きく依存するなら、トレーニングとしてはテクニックよりも他の部分にフォーカスしなければなりません。
というようなことからも、スペインではどのような部分に主眼が置かれているかが、日本との大きな違いではないでしょうか。
どちらが良いというよりも視点が違う。
僕はここから学べるものはたくさんあるように感じます。
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