2015年2月6日金曜日

コーチとして

サッカーのコーチ=サッカーの経験者もしくはサッカーを知っている人、という図式が成り立たないのはスペインに来て、特に指導現場に立っていなくても感じます。
昔ながらの日本人的なコーチのスタンスではスペインでは通用しないであろうことは容易に想像できます。

先日「フットボールのスペイン語の授業」での何気ない時に、先生が「それはスペインの選手たちはやりたがらないから上手く行かない」と言った時にハッとしました。

また少し前に聞いた話では、「ある選手がBチームの助っ人で試合に出ていて、それが3週間続いた。週末に自分の試合プラス助っ人で、2試合をこなしていた彼がコーチに言った言葉は(意訳)「なんでいつも俺ばっかりなんだ!もっとみんなと遊びたい。もう試合には出たくない云々」といった感じのことだったそうです。
 日本とは全く違う選手の発言、もしくは環境をどう考えるべきでしょうか。勿論どちらの文化が良い悪いとかいうことではなく。

例えば
「コーチ、今日は体調が悪いから緩めにやりたい。」「コーチ、その練習よりこっちの方が良いと思うよ」「コーチ、明日は試合なのにどうしてこういう練習をするの?」
「何でみんながいる前で怒られるの?」「今日はあまりやる気にならない」
そういう意見や質問に対してどう答えるのか。

先週、コーチに必要な能力をスペイン語で勉強しましたが、パーソナリティには様々な要素がありました。コーチとは「教える専門家、プロフェッショナル」として様々な能力を持っていなければなりません。

先日書きましたが、僕のスペイン語のクラスの先生は職業として、とてもプロフェッショナルだと思います。(今度写真をのせますね)
とにかく生徒のコントロールが上手い。そしてクラスの雰囲気がとても良い。この先生なら何でも安心して相談できるというような雰囲気を持ちながら、細かな鋭い指摘も嫌な気持ちにさせずにできる。一人の「何かを教える人間」としてとても尊敬できます。かなりの知識と、マネージメント力を持っているのではないでしょうか。何でしょうか、この先生の良い感じは。
きっと年齢関係なくいろんな年代の生徒に好かれる先生なんでしょうね。尊敬します。
「人にものを教える立場の人」とは、まさにこんな感じの人かと思います。

僕が目指すイメージでは、フットボールのコーチもまさにこうならなければなりません。

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